VISIT連載企画 医療人。第七回|訪問看護ステーションの転職&見学 求人情報サイト「VISIT」VISIT連載企画 医療人。第七回

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こんにちは、VISITの甲斐です。
本日は2020年5月に江戸川区船堀でオープンしたぱれっと訪問看護リハビリステーションの管理者「森村舞」さんのインタビューをお届けします。
オープンから2か月の訪問看護ステーションですが、利用者さんの数も多く、既に江戸川区船堀にその名前が響き始めているそうです。
今回はお仕事への想いや今の課題、今後の展望などを語って頂きました。
それではどうぞ。
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インタビュアー

甲斐 博之
大学卒業後、食品会社で勤務し、知人の紹介により訪問看護ステーション、在宅医療のクリニックを運営する法人に入社。看護師を中心とした医療介護職の人材紹介業務の立ち上げに関わり、同時に法人の採用や広報を担当する。訪問看護との関りが多く、その中で患者さま、看護師それぞれの立場でお役に立てないかと思い訪問看護ステーションの求人に特化した「VISIT」を立ち上げる。

インタビュアー

ぱれっと訪問看護リハビリステーション管理者 森村舞
病棟看護師としてターミナルケアに関わり、その後介護施設などでの勤務を経験し2020年5月からは同月OPENのぱれっと訪問看護リハビリステーションで管理者を務める。現場ではアロマやツボ、経絡など独自に勉強した内容で利用者様に上質なケアを提供している。

ぱれっとに込めた想い

VISIT こんにちは、甲斐と申します。本日はよろしくお願いします。


森村 ぱれっと訪問看護リハビリステーション管理者の森村です。
こちらこそよろしくお願いします。


VISIT 5月にオープンしたばかりの「ぱれっと訪問看護リハビリステーション」ですが、立ち上げに際しての想いや、管理者である森村さんのご経歴などお伺いできればと思います。

まずはステーション名である「ぱれっと訪問看護リハビリステーション」の由来など教えて頂ければと思います。


森村 ぱれっとというのは、絵の具のパレットという意味なんです。
患者様のそれぞれ個性を尊重して、色とりどりのケアを描いていこうという思いが込もっています。


VISIT 命名は森村さんがされたんですか?


森村 はい。
色々と、本当に色々と考えて考えて、考えた結果ぱれっとが良いな、と。
一か月ぐらい考え続けていましたね(笑)


VISIT 非常に想いのこもったステーション名なんですね。
「ぱれっと」って音の響きも素敵ですよね。


森村 有難う御座います。
考えるにあたって、やっぱり他と被らないほうが良いなと思いました。
ネットなどで調べながら被らないものを考えてやっとの思いでぱれっとに行きつきました。
実際には少し被っていたステーションさんが一つあったんですけど、「リハビリ」が入ってなかったので良いかな、と思いまして。

パレット訪問看護ステーションだったかなと思うんですけど。
こうしてみると似てますね(笑)


VISIT いえいえ(笑)
ひらがなの「ぱれっと」ってなかなか見ることがないので素敵だと思います。


森村 有難う御座います(笑)

笑顔と元気と活気で勝負

VISIT 続いてステーションの特徴をお伺いできればと思いますが、在籍しているスタッフ数とか、雰囲気などを教えてください。


森村 今現在(※2020年6月10日時点)、看護師が4名、リハビリスタッフ (OT1名、PT1名)なんですが、6月中には看護師4名に加えて、OT2名、 PT 3名になる予定です。


VISIT 5月からのスタートでそれだけスタッフが揃っているって凄いことですよね?


森村 そうですね。本当に有難いなと思います。


VISIT ちなみに利用者さんも結構集まってらっしゃるんですか?


森村 まだまだ、まだまだです(笑)


VISIT 本日お伺いして思いましたが、駅から近いですよね。
事業所内もすごく広々していますが、この場所に決めた理由などはあるんですか?


森村 やはり駅からの近さが大きな理由の一つですね。
住まいが事業所から遠いスタッフの通勤のしやすさは意識しました。
あと私の自宅もステーションに近いので、何かあったら管理者がすぐに駆けつけられるようにしよう、という事も考えました。

始めは一之江か船堀か少し迷ったんですけど、ちょうどタイミングよく物件に出会えたので、これはご縁だなと思い船堀に決めた、という経緯があります。


VISIT スタッフの方の通勤まで考えての事業所選びだったんですね。
スタッフの方がうらやましいです(笑)ちなみにスタッフの方も江戸川区にお住いの方が多いんですか?


森村 そうですね、今現在4人が江戸川区民です。


VISIT 4人もいらっしゃるんですね!


森村 間違えました、5人でした(笑)


VISIT (笑)
でも近隣にお住いの方が多いのって、地域密着のステーションって感じがしますね。
スタッフは看護師・理学療法士・作業療法士の方がいらっしゃるとのことですが、スタッフの方の雰囲気などはいかがですか。


森村 他のステーションに比べて、若いスタッフが多いと思いますね。
多分平均年齢30から35歳くらいの間かなと思います。


VISIT それは若いですね!
訪問看護ステーションの平均年齢って40半ばから50代くらいが多いですよね。


森村 有難う御座います。
まだまだ他のステーションさんに比べたら知識も技術も未熟な点は多いと思いますが活気はありますね。
笑顔と元気と活気はあります(笑)


VISIT ブログも拝見させて頂きました。
スタッフの方がトレーニングしているお写真がありましたが、珍しいですよね(笑)


森村 そうですね(笑)
少し変わってるかもしれませんが、スタッフのモチベーションアップにも繋がりますし、ステーションの雰囲気も明るくなるので私は良いと思っています。
健康管理という意味でもトレーニングって損になるものではないですし。

管理者としては、やっぱりスタッフの健康管理っていうのはちゃんとしなきゃいけないと思うので、そういった意味でもしっかりと健康管理した上で、上質なサービスを提供する土台作りに繋がるのは好ましいですよね。


VISIT スタッフの方の健康もあって初めて利用者様の健康をサポートできるという事なんですね。


森村 そうですね。
ちなみに、トレーニングも始めはぱれっとのメンズスタッフだけで盛り上がっていたんですけど、最近は女性スタッフもパラパラやりたいなという声が上がってきています(笑)
私も時々参加しては筋肉痛に悲鳴を上げていますね(笑)


VISIT なんだかとても活気のあるステーションなんですね(笑)

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病院から訪問看護へ、変わらなかったターミナルケアへの想い

VISIT お話が変わりまして、森村さんの略歴やご経験をお話頂ければと思います。


森村 はい。
私は一番始めの、いわゆる新人看護師の頃にがん専門の病院で働いていました。
元々ターミナルケアに関わりたいと思っていて、看護師になった時からがん専門の病院でターミナルケアに関わっていました。
結婚を機に退職、2、3年間のブランクを経て現場復帰をしてからは、中規模の病院で夜勤をしながら子育てをしていました。
幸い病院には院内保育所があったので、夜間は子供を預けながら働くことができました。
その後は夜勤専従の看護師として2年近く働き、介護施設に移りました。
実はそのころに並行して訪問看護のお仕事を始めました。
Wワークで働いていた感じですね。


VISIT 最初は介護施設の方で働きながら、非常勤で訪問看護をスタートしたわけですね。
その時に訪問看護にチャレンジしてみようと思ったきっかけなどがあったんですか?


森村 訪問看護ってなかなか足を踏み入れにくいのかなという、自分の中での決めつけみたいなものがあり、パート勤務で週2回午前中だけの勤務をしていました。
何かあった時にすぐに退けるような感じで始めたお仕事なんですけど、結局行ってみたらものすごく面白くてそっちにシフトチェンジする形になりました。


VISIT 実際に働いてみて訪問看護のイメージっていかがでしたか?


森村 まったくもってわかりません、何をやるかも分かりません(笑)という感じでした。
ただ時間の融通が利くということだけは耳にする機会がそれなりにありました。
ちょうど子育ての時期でもあり、お母さんナースとしてはそういった点はすごく良いなと思いましたね。


VISIT 子育てとの両立という働きやすさから関わってみたら面白くてのめり込んでいったという事なんですね。
ちなみにお仕事の中で印象的だった患者さんとか、印象的だったケアとかがあればお話し頂ければと思います。


森村 訪問看護ってサービスの提供内容という意味では病院と全く一緒だと思うんですけれど、一人に関わる時間が凄く濃厚で、密に関われるなと感じましたね。
病院だとバタバタバタ忙しくて業務もルーティンで、月曜日は何をする、火曜日は何をする、という感じでとにかく慌ただしく一週間が過ぎていく感じだったんですけど、訪問看護は時間が経つのは早いんですが、一つ一つやりがいっていうのを実感できる点が大きな違いかな、と思います。


VISIT なるほど。


森村 元々私はターミナルの看護をしたいという想いから看護師になったんですが、癌の末期の患者さんを何件か訪問させて頂く中で、何ていうんでしょうね、やっぱりその人の最期の余生を尊重したいって特に思いましたね。


VISIT そうなんですね。
病院で緩和とか癌の末期の方の看護をやってきた中で、訪問看護でも終末期の患者さんのケアをやっていきたいなというのはわりと最初からイメージはあったんですかね


森村 それはとくになかったですね。


VISIT では始めてみてから知ったことなんですね。


森村 訪問看護の仕事の内容というものが全く分からなかったので、入ってみて始めて訪問看護でもターミナルケアができるんだな、って知りました。


VISIT ほぼ何もわからない状態で飛び込まれたと。行動力がすごいですね。

関われてよかったな、と思えるお仕事

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VISIT ちなみに癌末期の方や終末期の方との印象深い思い出なんかもあると思うんですが、具体的に利用者様とのかかわりの中で特に印象に残ってるエピソードとかありますか?


森村 病院はやっぱり治療する場なので、出来る限り治療をしていくぞっていう場所だと思うんですが、在宅になると治療というよりは痛みを和らげたりという「ケアのサポート」をしていく場所なんですよね。
ご利用者様だけでなくご家族様も含めてのメンタルフォローっていうものがすごく必要とされるんです。
私たちは普通にサービスを提供しているんですが、ご家族様からは家族が亡くなる手前の一番つらい所でサポートをしてくれるのが本当に有難い、と。
中には涙を流しながら喜んで頂いて、寂しさは当然あるけれど、それでも本当にありがとうと感謝の言葉を何度も何度も伝えてくれる方もいらっしゃいました。


VISIT それは在宅の場ならでは、というか本当にうれしい言葉ですよね。


森村 私もターミナルに関わる中で何度か利用者様を見送らせて頂いているんですが、特に印象に残っているのが親子で癌の末期というケースを受け持った時のことですね。

始めは息子さんが胃がんで私たちが訪問看護に入りました。
息子さんが徐々に弱っていく中で今度はお母様にもがんが見つかってしまったんです。

お母様の訪問看護もスタートしたというところで、結局お母様の方が先になくなってしまいました。
息子さんは終日寝ているというツライ状況になり、オンコールも躊躇しながら直接私の(仕事用の)携帯に連絡してきました。
私たちに気兼ねしていたんだと思います。
呼んだら悪いなという思いがあったのか、訪問すると「申し訳ない」と何回も仰っていました。
お母さまの葬儀には車椅子で力を振り絞り参加しました。

胃がんの息子さんが残される形になりましたが、この息子さんが結構癖のある方で、この看護師が良い、この看護師は嫌だというように好き嫌いが激しい方だったんですね。

訪問が始まったすぐの頃には随分はっきりと好き嫌いを仰っていましたが、予後が近いなとご自分で察知された頃からでしょうか、あまり看護師の好き嫌いを仰ることもなくなり、訪問したスタッフに有難う、有難うって仰って頂けるようになりまして。

それからしばらくして、お母さまの後を追うように息子さんも亡くなりました。

お二人が亡くなられた後に、ご家族の方から「兄と母と両方本当に良く看て頂いて、こちらの訪問看護ステーションに頼んで良かったです」、と言って頂けたときには訪問看護をやっていて良かったなと、強く感じましたね。

死に寄り添う難しさとやりがい

VISIT ご利用者様の人生の最期に関わるというのはやはりハードですよね。
ターミナルケアなどに関わる中での難しさみたいなものってあるんですか?


森村 やっぱり皆さん告知をされて受け入れてはいるものの、死ぬ事って怖い事なんですよね。
それを確かめるように再確認するように、予後はあとどのぐらいですか、って聞かれる方も多くいらっしゃいます。
例えば予後3か月と告知されていても、ぴったり3か月で亡くなる方ってほとんどいないんです。
でもご本人の中でどんどんカウントダウンしていき、焦りとか不安がどんどん大きくなってしまうものなんです。
いつ死ぬかわからないというご本人の不安な気持ちを汲んでいくっていうのがとても重要なんです
人が相手のお仕事なので、正解という正解はありません。
その人その人に合わせた関り方を考えるという点はやはり難しいですし、課題ですね。


VISIT 相手に寄り添い気持ちを汲み取ることがとても重要なんですね。
ちなみに森村さんはアロマの資格を取られたんですよね?


森村 まだまだ勉強中ですが(笑) 
あ、最近はツボと経絡の勉強も始めたんですよ。


VISIT 凄いですね!勉強不足でお恥ずかしいのですが、アロマやツボ、経絡って訪問看護につながるものなんですか?


森村 アロマなどは特にガン末期のご利用者様やそのご家族にも活きてくるものですね。
24時間つきっきりで面倒を見ているご家族って、やっぱり疲弊していくものです。
介護保険では使えないですが、ご家族の方からのご要望があれば自費という形でご提供できればと思いますし、ご利用者様にはリンパの流れを良くするという目的もありますし、香りに癒される、楽になれるという意味で精神科の方にも使って頂けると思います。

「人」で成長するステーションを目指して

VISIT それでは最後に、今後の展望をお願いします。


森村 それぞれが得意分野を見つけて、皆で共有することでボトムアップしていけたら良いなと思います。看護は看護、リハはリハ、だけじゃなく看護とリハチームになって、皆で共有しながら勉強してきたいと思います。

HPにあるように、うちのステーションはとにかく人が良く、自分よりも相手という目線で考えられるスタッフが多いので、今後ご縁のある方にも、そうした思いをもって頂ければな、と思います。


VISIT 今後のステーションの成長が楽しみですね。
本日は本当に有難う御座いました。


森村 皆で一丸となって頑張っていきたいと思います。
こちらこそ有難う御座いました。

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