めざせ!訪問看護のスペシャリスト|訪問看護ステーションの転職&見学 求人情報サイト「VISIT」

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こんにちは!VISITの甲斐です。
みなさん、看護師としての臨床経験を積んでいくと、より専門性を深めたいと思うことがあると思います。そこで、今回は訪問看護師としてプロフェッショナルを目指したいと考えていらっしゃる方向けに、方向性と具体的な資格についてご紹介したいと思います。

PROFILE

インタビュアー

ライター 甲斐 博之
大学卒業後、食品会社で勤務し、知人の紹介により訪問看護ステーション、在宅医療のクリニックを運営する法人に入社。看護師を中心とした医療介護職の人材紹介業務の立ち上げに関わり、同時に法人の採用や広報を担当する。訪問看護との関りが多く、その中で患者さま、看護師それぞれの立場でお役に立てないかと思い訪問看護ステーションの求人に特化した「VISIT」を立ち上げる。

訪問看護としてキャリアアップするとは?

訪問看護師としてのキャリアアップには大きく分けて3つの選択肢があります。

1.ステーションの管理者として円滑な事業所運営の役割を担うジェネラリスト。
ステーションの管理者を目指す方は、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格も取っておくことで、利用者さんをより深く理解し、一貫してきめの細かい看護を提供することができます。

2.管理者経験を活かし、本部と連携を取りながら複数サテライトの運営・管理指導を行うマネージャー。

3.個人でより高い看護技術の習得を図りながら、現場看護師の育成に携わる。
管理者と連携し、チームの課題に取り組み、部下育成・チームの取りまとめを担うスペシャリスト

みなさんが働く事業所の規模にもよりますが、訪問看護ステーションの多くは小規模で、かつ管理者がいないと事業所の運営ができないこともあり、誰でも管理者になれるわけではないのが実情です。実際、管理者と運営会社の代表と兼務の場合も往々にしてあるくらい、管理者は重要な立場になります。ですので、管理者になれる可能性がある場合は、新規でステーションをオープンするときや、何かしらの事情で前の管理者が退任したときなどです。こういった背景から、多くの方は3つ目のスペシャリストとしての専門性を深めることになると思います。
そこで、スペシャリストとしての道を目指すために、具体的にどんな資格があるかご紹介したいと思います。

キャリアアップに活かせる資格は?

スペシャリストを目指す方におすすめの資格には大きく分けて3つのコースがあります。

<特定行為研修>

医師の指示をその都度待つ必要がなく、あらかじめ作成された手順書に基づいて、一定の診療の補助(=特定行為)を行える看護師を養成するもので、在宅の現場でニーズの高い特定行為の研修を修了すれば、現場で活かせると思います。全部で21区分38行為あります。
訪問看護でニーズの高い行為は下記になります。

・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
・気管カニューレの交換
・胃ろうカテーテル・腸ろうカテーテル・胃ろうボタンの交換
・膀胱ろうカテーテルの交換
・褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
・創傷に対する陰圧閉鎖療法 などです。


<認定看護師>

熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野として日本看護協会が定めたもので、2020年から教育開始された分野は全部で19あります。専門看護師と比べ、臨床現場での知識・スキルを重視しています。
中でも下記の6分野は訪問看護に活かせるのではないでしょうか。
(資格詳細は日本看護協会のページから引用しています)
◎在宅ケア
(生活の場におけるQOLの維持・向上とセルフケア支援/対象を取り巻くケアシステムの課題に対する解決策の提案/生活に焦点をあてた在宅療養移行支援及び多職種との調整・協働/意思決定支援とQOLを高めるエンド・オブ・ライフケア/身体所見から病態を判断し、気管カニューレの交換が安全にできる知識・技術/身体所見から病態を判断し、胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換が安全にできる知識・技術
/身体所見から病態を判断し、褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去が安全にできる知識・技術)

◎緩和ケア
(痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題のアセスメント/全人的問題を緩和し、QOLを向上するための症状マネジメント/家族の喪失や悲嘆への対応)

◎皮膚・排泄ケア
(褥瘡のトータルマネジメント/管理困難なストーマや皮膚障害を伴うストーマケア/専門的な排泄管理とスキンケア/脆弱皮膚を有する個人・リスクがある個人の専門的なスキンケア/地域包括ケアシステムを視野に入れた同行訪問実施とマネジメント/身体所見から病態を判断し、褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去及び創傷に対する陰圧閉鎖療法ができる知識・技術)

◎認知症看護
(認知症の症状マネジメント及び生活・療養環境の調整/認知症の病期に応じたコミュニケーション手段の提案と意思決定支援/家族への心理的・社会的支援/身体所見から病態を判断し、抗けいれん剤、抗精神病薬及び抗不安薬の臨時の投与ができる知識・技術)

◎呼吸器疾患
(呼吸症状のモニタリングと評価、重症化予防/療養生活行動支援及び地域へつなぐため
の生活調整/症状緩和のためのマネジメント/身体所見を病態判断し、侵襲的陽圧換気・
非侵襲的陽圧換気の設定の変更、人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整、人工呼吸器からの離脱ができる知識・技術)

◎摂食嚥下障害看護
(摂食嚥下機能とその障害の評価/摂食嚥下機能の評価結果に基づく適切な援助・訓練方法の選択/誤嚥性肺炎、窒息、栄養低下、脱水の増悪防止に向けたリスク管理)

他にも、「糖尿病看護」「腎不全看護」「脳卒中看護」や、小児への訪問看護も対応している場合は「小児プライマリケア」も活かせるでしょう。

<専門看護師>

専門看護師は、独立した専門分野として知識及び技術に広がりと深さがあると専門看護師制度委員会が認めたもので、13の特定分野があります。認定看護師と比べ、より教育・研究の分野での活躍が期待されます。
訪問看護では、特に「在宅看護」や「がん看護」、「慢性疾患看護」、「老人看護」、「家族支援」、
「感染症看護」が活かせます。また、精神に特化したステーションの場合は「精神看護」がおすすめです。

どうやって資格を取ればいいの?

特定行為研修の場合
研修を受けられる施設は全国で100か所以上ありますが、施設によって受けられる研修が異なります。
興味がある方は、下記ページを参考にしてみてください。
▶特定行為に係る看護師の研修制度(厚労省)


認定看護師の場合
ステップ1:通算5年以上の実務研修を受講(うち3年以上は認定看護分野の実務研修)
ステップ2:認定看護師の教育機関で受講
➡6ヶ月〜1年
➡600時間以上(特定行為研修を含む新制度では、800時間程度+特定行為に関する実習)
ステップ3:認定審査
ステップ4:認定看護師に登録
ステップ5:5年ごとに更新



専門看護師の場合
ステップ1:看護系の大学院修士課程を修了し、専門看護師の教育課程基準の決められた単位を取得かつ実務研修が通算で5年以上(うち3年以上は専門看護分野の実務研修)
ステップ2:認定審査
ステップ3:専門看護師に認定・登録
ステップ4:5年ごとに更新


上記の他にも、フットケアやアロマセラピー、リンパドレナージなど、訪問看護に活かせる技術や資格はあります。自分が興味のあることを突き詰めていくことで、関係ないと思っていた経験を活かせることもあると思います。
これから訪問看護ステーションで働くことを考えている方も、どの領域の専門性を高めていきたいか今後のキャリアをイメージしながら働くことで目の前の仕事に対しても目的意識が高まると思います。
人それぞれキャリアの高め方は異なります。まずは目の前の仕事をとことん追求してみるか、または将来どんな分野で専門性を深めていきたいかゴールを設定し、そこから逆算していくなど、自分に合った方法でプロフェッショナルを目指していきましょう!
≫VISITでは、訪問看護ステーションの求人情報やお役立ちコラムを随時更新中です!≪

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